朝気熊野神社には、社頭・鳥居脇の交通安全祈願碑前・社殿後ろの末社に賽銭箱が置いてあります。

社頭の賽銭箱以外は野ざらしなので、劣化著しく、新調すべく検討しているところです。

ネットで検索中「お賽銭、いくら入れるのが正しい？」とか「入れてはいけない額」などの問いを見つけました。

よく言われるのはご縁があるように5円、二重にご縁があるように25円など…

お賽銭を預かる神職としては「ちょっと待った！」と申し上げたい。

まず、お賽銭の額に決まりはありません。神様への「お供え」ですから、1円でも100万円でもいいのです。

本当は100万円（極端な例ですが）お供えしたいのに、ご縁が頂けるように5円で…ってそんな勘違いは

ぜひ改めてください。貨幣価値は時代と共に変化しているのに、いわばお賽銭だけ時が止まっている状態です。

それから、大量の少額硬貨をお賽銭とする方にもお願いが…

お賽銭は金融機関に預けるのですが、その際の手数料が悩みの種。金融機関によって異なりますが

硬貨の額に関係なく枚数で手数料が掛かります。（最近は銀行の方が「すみませんね」って…）

なので、せっかくのお賽銭も少額硬貨が多量だと赤字になってしまうのです。

そうは言いましても、額にかかわらず、お賽銭はすべて有難くお預かりして神社の維持管理に当てています。

お賽銭は正に「浄財」、参拝の皆様の尊い志にこの場を借りて厚く御礼申し上げます!!!