今年は桜の開花が早く、今や境内の桜は、見事に新緑となりました。

境内西側に「御衣黄（ぎょいこう）」という黄緑の桜が咲く珍しい木があります。

昨年は満開の花が咲いたのですが、秋冬を経て枯れてしまった模様…

残念に思っていたのですが、先日じっくり木を眺めていた時、

コンコンコンコンコン、とリズミカルな打音が聞こえてきました。

よくよく見ると直径5センチほどの丸い穴が！

そこからぴゃーっと小さな鳥が飛び出してきたのです。

ネットで調べてみると、キツツキの一種で、一番小型の「コゲラ」という鳥のようです。

以来、私が素知らぬふりをして木に近づくたびに、小さな穴から小さな頭を出して

警戒している姿を見るようになりました。ちょこっと出た頭とくちばしがとてもかわいい‼

御衣黄の開花は見込めませんが、新しい楽しみができて明るい気持ちになりました。